【靴をもっと気持ちよく☆バチェラー・中村さんの豆知識】履き始めの靴をより快適に履く方法

こんにちは。上級シューフィッター 兼 姿勢改善アドバイザーの中村浩幸です。コロナの影響を受けない久しぶりの夏ですね!ご家族とお家にいらっしゃる方、ご家族やお友達と旅行に行かれる方など、多くの方が外出のご予定を立てていらっしゃることと思います。

 それにともない、久しぶりにお出かけ用の靴を新調した、もしくはこれから新調する予定の方も多いですよね。今回は、履きはじめの靴をより快適に履けるようになるちょっとしたコツをお教えします。


 まず、そもそもなぜ履きはじめには違和感や靴ずれが起こりやすいのか?についてです。その理由は主に3つ。

 ① 足の形と靴の形が合っていないから。

② 足には左右差があるのに、靴の作りや大きさは左右同じだから。

③ 靴を正しく履けておらず、歩いたときに靴の中で足が動いてしまうから。 

 今回は①が原因な場合を中心に、簡単にできる方法を3点ご紹介します。 


1.かかと周辺のあたりやすれがある場合

まずは、いちばん悩まれる方が多いかかとまわりです。靴のかかとまわりは、どんなかかとの形状の方でもなるべく脱げにくくなるよう生産時にクセ付けをしています。このクセ付けが、足のかかとの形状と異なるために履き始めに靴ずれの原因となります。対処法としては、下の写真のように靴のかかと部分の上から約1㎝のやわらかい部分を押し、何度か曲げます。この時に、かかと下部のかたいところは足を支える芯が入っているので、無理に曲げないようにしましょう。あくまで、上部のやわらかい部分のみ押すようにしてください。

何度か押すと、写真のようにかかと部分が少し広がり、あたりやすれが和らぎます。


2.くるぶしがあたる場合

外側のくるぶしの位置が低い方は、靴に当たってしまうことがよくあります。これも、1と同じく靴のかかと部分を押してやわらかくすることで緩和が可能です。それでも気になる場合には、くるぶしの当たる部分を外側に曲げてみましょう。ここでもポイントは、下部の硬い部分までを無理に押して曲げないこと。やわらかく簡単に曲げられる部分のみをやさしく外側に押してください。


3.かかとが動いてしまう場合

これは、ご自身のかかとの形状と靴のかかとの形状が合っていない場合に起きやすい現象です。その場合、1.のかかと上部を押してやわらかくしたあとに、靴底のクセ付けをすることをおすすめします。ここで言う靴底のクセ付けとは、靴底を曲がりやすくすること。そうすることで歩行時の足の動きにかかとがフィットしやすくなり、上下動を抑えることができます。クセ付けの方法は下の写真のように手の上や床などの硬いものの上に靴を置き、靴のつま先を押しあてながらグイッとかかとを持ち上げます。これを2~3回繰り返しましょう。

靴底のつま先部分が上に持ちあがるので、つまずきにくくなる効果も期待できますよ。


全国の「ハルメクの靴」の店舗では、店頭スタッフがご購入いただいた靴の調整を何度でもいたします。ソールの貼り換えなど一部有料でお時間をいただくサービスもございますが、中敷きの調整などは無料。ハルメク通販で、ハルメク オリジナルシューズをお買い上げになり、履いてみて違和感がある方は、ぜひ一度お近くの店舗にお気軽にご来店ください。お待ちしております。

【ご注意事項】
※ご調整できる靴はハルメクのオリジナルシューズに限ります。あらかじめご了承ください。

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