【バチェラー中村先生お役立ち連載☆】第1回 目から鱗の靴の履き方

靴選びの悩みが多いハルメク世代。はき心地に納得できる一足がなかなか見つからない‟靴難民”も多くいらっしゃいますね。そこで、「ハルメクの靴」のイベント‟足と靴の相談会”が大好評の上級(バチェラー)シューフィッター・中村浩幸先生が、靴選びや靴のお手入れの豆知識を教えてくれる新連載を開始!1回目の今日は、「目から鱗の靴の履き方」を伝授します。


上級(バチェラー)シューフィッター・中村浩幸(なかむら・ひろゆき)先生プロフィール

足と靴と健康協議会認定上級シューフィッター。 シューフィッター養成講座実技指導員。  靴メーカーに約20年在籍後、現在は独立し靴販売員の教育や店頭でのフィッティング販売を行う。上級シューフィッター歴27年。足を計測し、足に合う靴を選び、さらに調整する販売方法を確立。 靴に悩む多くの方に快適に履ける靴を提供している。


正しいはき方をしないと、せっかくの靴も台無し?

近年、さまざまなお悩みに応えるため、「歩きやすい」「ひざにいい」「美姿勢を目指せる」など、多種多様な特長のある靴が開発されています。ハルメク世代には機能性のある靴を選んで履かれる方も少なくないですね。せっかくのいい靴でも、正しい履き方をしないとその靴の良さを発揮できないことをご存知ですか?私は、年間約1,000名の方々に靴のフィッティングをしていますが、そのようなもったいない状態になっている方をよくお見かけします。

 今日は、靴のよさを十分に発揮させ、同じ靴でも最高に気持ちいい履き心地に早変わりさせるための方法をお伝えします。


ポイント1:靴と足のかかとを合わせる。

靴を履くときには、靴と足のかかとをしっかり合せることが大切です。まずは紐やベルトを全開にし、靴に足を入れます。かかとで軽く地面をトントンとたたき、靴と足のかかとを合わせましょう。靴のかかとと足のかかとの間に隙間がないのが理想的です。


ポイント2:場所によって紐を締める強さを変える。

次に、指先に近いほうから紐を締めます。靴紐を締めるときのポイントは、場所によって締める強さを変えること。上の図のように指先と足首に近いところは軽く、甲の部分はややきつめにしっかりと締めることで、靴が足にピタッとフィットして足指が自由に動くように。足指を使って快適に歩ける、最高の履き心地を体感できるはずです。


正直なところ靴紐は毎回しめ直すのが理想的ですが、毎回は面倒という方も多いですよね。その場合は、上から2つ目の穴までの紐を少し緩くしておくことをおすすめします。とにかく甲は強めに締めること。キュッと感じる程度に締まっていると、足指がしっかりと踏み込め歩きやすくなります。



どんな靴をはくのかも大事ですが、正しい靴のはき方をすることが足の健康のために何より重要です。上記2つのポイントは、靴を気持ちよくはくために必ず意識してほしい最低限のポイントなので、明日からやってみてくださいね。次回は「快適シューズの見つけ方」をお教えします。お楽しみに♪








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